yuusha2の日記

電子版ログブック

七夕雨の日

映画をまた観たのでめも。

グッドウィルハンティング」
1997年アメリカ ガス・ヴァン・サント
分かりやすく無駄のない面白いお話だった。「能力を持つ者がチャンスに手を伸ばさないで、能力を持たない者はどうすればいいのか」みたいな話はあんまり好きじゃなかったけど、ウィルとショーンの交流とか理屈で分からない事を知っていく過程とかは良かった。後味のいい、良い話でした。


羅生門
1950年に本 黒沢明
話が幾度もひっくり返し、確からしいと思われた第三者からの観測にもケチがつく。普通に考えると第三者である杣売りが見たのが本当で、その他三人は己のために嘘をついていると考えるとのが正しいだろうけど、それも最後の刀のくだりを考えると信じてよいのか疑わしくなる。
鬼も恐れるという羅生門の下で、善悪で簡単に判断のできないような、人間の深い業があぶり出される感じでおもろかった。